自然香水
AOFの考える自然香水
AOFの提案する自然香水は、アロマテラピーで使用する植物性天然香料(エッセンシャルオイルやアブソリュート)を組み合わせてつくる香水をさします。
自然香水の定義とは?
自然(化学的に作られていない)天然香料のみをさすとすると、4種の動物香料(ムスク、シベット、アンバーグリス)が含まれます。
AOFではでは、植物性のエッセンシャルオイルを使った香水をご紹介していきます。
※バターCO2やハニーCO2など例外もいくつかあります。
ベースは基本は無水エタノールを使用するが、エタノールが使えないかたのためにホホバベースも紹介します。
オイルベース、アルコールベース、オイルベースなど、ベースはお好みで選んでいただけますが、香りの残り方や、
つける方の体質、もともともつ匂いによって、様々な変化をします。
自然香水は、香りが、合成香料の香水ほど長く残ってくれません。
強い保存剤もいれていません。
香りが逃げていくのを引っ張って引き止めてくれる香りを使うことによって、多少長く持たせることが可能です。
ノートと調香分類
ノートとは、香りのグループのことです。
トップノート~ベース(ラスト)ノートについては下記の表をご覧ください。
ほかに調香の分類としてシトラスノート、グリーンノート…のように、系統を表す言葉の語尾に使うこともあります。
トップノート
香りが最初に揮発していくもの
揮発温度の低い香料。
揮発温度が低いということは、香料が低温でも揮発するということ。
例:べルガモット、グレープフルーツ、レモン、オレンジ、タンジェリン、マンダリンなど
ミドルノート
フレグランスのボディー(軸)になる香り
例:カモミール、クラリセージ、ジャスミン、ローズ、タイム、ゼラニウム、カーダモン、ラベンダー、ネロリなど
ベースノート
いちばん最後まで香る、揮発性の低い重い香り
揮発温度の高い香料。(揮発温度が高いということ
は、香料が高温になってはじめて揮発をしはじめる
ということ)
例:サンダルウッド、バルサムペルー、シダーアトラス、ミルラ、パチョリなど
【調香分類】
調香分類 | 特徴 | エッセンシャルオイル |
---|---|---|
シトラスノート | さわやかな柑橘系の香り | レモン、レモングラス、エレミ、スイートオレンジ、 ビターオレンジ、ベルガモット、マンダリン、 ライム、グレープフルーツ など |
グリーンノート | 葉や、緑色を彷彿させる香り | ガルバナム、プチグレインレモン、プチグレイン プチグレインマンダリン、 バイオレットリーフABS、クラリセージ、 ローズマリーベルベノン など |
ミンティノート | すうすうとするミントのような香り | ペパーミント、スペアミント など |
ハーバルノート | ハーブ調の香り | ラベンダー、ラバンジン、ローズマリー、 セージ、ローレル、マジョラム、 フェンネル、バジル、ジュニパーベリー、 シトロネラ、メリッサ など |
アニマリックノート | 動物的な、強い芳香をもつ香り | アニス、アンブレッテシード など |
スパイシーノート | スパイスの香り | クローブ花芽、ベイ、ピメント、シナモンバーク、 ブラックペッパー、ナツメグ、ジンジャー、 カルダモン、カラムス、クミン、セロリシード、 ロバージ、パセリシード など |
フローラルノート | 重い | チュベローズ、カーネーション、ジャスミン、 イランイラン、チャンパカ、オレンジフラワー など |
優しい | オリスルート、ローズ、ミモザ、ロータス リンデン花 など |
|
とがった | ネロリ、ジンジャーリリー など | |
青い | ゼラニウム、バイオレットリーフ、 ラベンダー など |
|
ウッディーノート | 木の香り | サンダルウッド、シダーバージニア、パチュリ、 ベチバー、ガイアックウッド など |
モッシーノート | コケの香り | オークモスABS、バルサムペルー など |
バルサミックノート | 樹脂の香り | ベンゾイン、バルサムペルー、トンカビーンズ、バニラABS、フランキンセンス、ヘイABS、 ミルラ など |
エディブルノート | 食べ物の香り | ビーズワックスABS、マンダリン、 ローマンカモミール、ダバナ など |
レザーノート | 皮のような香り | バーチ(白樺) など |
アンバーノート | バルサムと少しかぶる。 もとはアンバーグリス(マッコウクジラ)のことを指していたが、今は派生していろいろ。 |
琥珀、ベンゾイン、バルサムペルー など |
Botanical Perfume について
botanical perfume は、天然香料を使った香水及びバスオイルそのほかの香りの小物を作るための
大切な原料調香を意味します。香り高い植物からあらゆる方法で抽出するエッセンスを調香し、思い思いの香りをつくる
とても想像力あふれる行為です。
今まで香りをつくったことがないというかたも、アロマテラピー等で香りに接した経験があるかたも新しい分野・・・調香・・・
を通し、新しい発見をし、、今まで知らなった扉をあけることになります。
botanical perfume by AOFではそのお手伝いをいたします。
ひとつひとつの香りの説明、どんなアコードをとるといい香料なのか? 香料はどんなところからくるのか(植物はどういうふうに育っている?)
エアフレッシュナーにはどんな調香をするか?などなど
100人いれば100通りの香りを作り出す天然香料の遊びの世界へいざないます。
香水は素材のよさや可能性を見極めるボトルの中の実験室
botanical perfume は芳香植物から抽出したエッセンスを使って作られます。
花、葉、苔、針葉、皮、果皮、球果、などなどの上質素材が持つ特別の香り、オーラ(雰囲気)がとても大切です。
植物は四季を通じて生命の変化を遂げます。その時に天候はとても大きく作用します。その年のその香り・・・
ワインに例えられることが多いエッセンスたち。最上のものを使い、ブレンドをして熟成されることによりできあがる
Botanical Perfume にはいろいろな可能性を見出すことができます。それはまるでボトルの中の実験室。
作り手の数だけ香りが存在するのです。
香りのデザインによるperfumer の美意識
perfumer(香りを作る人)の知識、経験は香りのデザインに大きく影響しmさう。
perfumer はたいていにおいて食べること、食べ物にとても興味をもっていて
いろいろな国の食べ物を食べてみたいのんでみたいと感じる人が多いです。
興味をもつということがとても大切です。それが美しい香りを作り出す原動力となるのです。