ガラスの森で嗅いできた香りの話

ガラスの森で「香りの装い~香水瓶をめぐる軌跡~」をみにいってきました。

3人の超有名人の香りが展示されていたのです。

カトリーヌ・ド・メディシス マリーアントワネット クレオパトラ

この香りのストーリーをたくさんおもちのお三方。

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カトリーヌ・ド・メディチと香り

カトリーヌ・ド・メディチは、フィレンツェのメディチ家出身で、フランス宮廷に香水文化を広めた王妃です。専属調香師ルネ・ル・フロレンタンを連れ、香水や香り付き手袋を流行させました。彼女は香りをステータスや防御策として活用し、毒入り香水の伝説も残っています。この文化はフランスの香水産業の基盤となり、後の「香水の黄金時代」を支えました。

ガラスの森での展示の香りは、重たく、チュベローズが響く、高級なABSが使われてる、そんな重厚感のある香りでした。(なのでオーデコロン的な感じではなかった)

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マリーアントワネットと香り

マリー・アントワネットは、香りを愛し、その選択を通じて個性を表現したフランス王妃です。彼女専属の調香師ジャン=ルイ・ファルジョンが調香した「パルファン・デュ・トリアノン」は、彼女の愛したプチ・トリアノンにちなんで名付けられ、バラやジャスミンを基調にした繊細な香りでした。また、彼女は庭で摘んだ花やハーブを使い、自ら香りを楽しむこともありました。香水は彼女の魅力を高めるだけでなく、贅沢な宮廷文化の象徴ともなりました。その嗜好は、18世紀のフランスにおける香水文化をさらに高めたとされています。

ガラスの森での展示はローズ、ジャスミンが全面にでているフローラルノートでした。

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クレオパトラと香り

クレオパトラは、香りを巧みに利用し、自身の魅力を高めた古代エジプトの女王です。バラ、ミルラ、フランキンセンスなどの芳香が彼女の象徴とされ、特に豪華な香油を使った伝説が多く残っています。彼女はナイル川の船旅で帆を香り付け、訪問先の相手に自分の到来を香りで知らせたとも言われています。クレオパトラにとって香りは、自己表現と権力の象徴であり、古代エジプトの香料文化を象徴する存在でもありました。

 

ガラスの森で・・・私、クレオパトラをちゃんと確認していなくて・・・で、帰宅してからこの展示をみてきたというかたに伺ったところ、バラ+スパイス+インセンス系(フランキンセンスかな?)でしたということでした。

張り切ってみにいったわりに、クレオパトラ通りすぎちゃったのでがっかりしていますが・・・

 

私もお三方のイメージで香りをつくってみたいと創作意欲刺激されました。クレオパトラはブルーロータス使いたい。

 

 

 

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