恐怖心について(妄想の恐怖から現実に戻る方法)

 

なぜ、ひとは恐怖を感じるのか?

私たちは怖いと思うと恐怖を感じる、生存本能の一つ。祖先が狩りをして生活していたころ、恐怖心をもたなかったら、危険な目にあっていたかもしれない。

一次恐怖、死にたくない、肉体的な本能。この恐怖は今も残っている必要不可欠な感情です。 

その一方で精神的恐怖(二次恐怖)があります。これは精神的なゆがみで、想像、連想することで起こる恐怖心をいいます。

 人間の特徴である想像力がマイナスに働いた結果がこれです。

この精神的恐怖をうまくコントロールできてうまく付き合えるようになると楽になります。

あなたが一番怖いと思うことを思い浮かべて・・・

その恐怖がどこからくるか探ってみて・・・・

 

この恐怖が何か似ているか考えて・・・

 

恐怖の種である人やシチュエーションや出来事を想像すると体になにか変化がありますか?

(私は無意識にはを食いしばります。よって、顎がつかれる)

 あなたの恐れる最悪の事態って、本当におきるのか? 想像する恐怖は本当に起きる? なんども自分を恐怖であおるメリットって何ですか?

 それがどれだけ自分に負担をかけているか考えてみてください。100のエネルギーのどのくらいを消費しているのか。

その恐怖が仮説や妄想だったら目を凝らしてじっとみてみましょう。

それは現実のものではありません。妄想です。

 

恐怖のなかに巣をつくれば私たちは現実から離れてしまいます。喜びや幸せにまで恐怖は浸食していきます。荒れた土地で穀物がそだたないのと同様、私たちの心も恐怖の土壌の上ではいい作物がとれません。

この今いる場所の香り、色、音、感覚を吸収していきましょう。

防衛本能としての恐怖は必要であります。ある程度コントロールできれば。しかし存在しない恐怖で脳が侵されてしまうと負担になってしまいます。

恐れのない人生なんてありません。大なり小なり恐怖はみんな持っています。

大切なのは真実をみつけ、受け入れること。

 

嗅覚はふと、現実にあなたを戻してくれます。

嗅覚は不思議で友好的でいつも味方をしてくれる心強い応援アイテムです。

パチン。

もとに戻してくれる香りを手元に持って深く呼吸をしましょう。

 

コラムに戻る

コメントを残す