ウッディノートとは?天然・合成香料で「森の香り」をデザインする

森の中の香料瓶とムエットを描いた、天然香料と合成香料でウッディノートを比較するTeam Mouillette活動レポートのイメージ画像

「森の香り」と聞いて、どんな香りを思い浮かべますか? 針葉樹の葉、乾いた木材、湿った土、落ち葉、樹脂。森の香りは、一つの素材だけでは表せない複雑なものです。

2026年11月1日のTeam Mouilletteでは「森の香りをデザインする」をテーマに、天然香料と合成香料を用いた15種類のムエットを比較。素材の組み合わせによって香りの印象がどう変化するかを観察しました。

ウッディノートとは?

ウッディノート(Woody Note)は、木材や樹木を思わせる香調のこと。シダーウッドの木材らしい香り、ベチバーの土や根を思わせる深み、サンダルウッドを連想させる温かい香りなど、多彩な表情があります。

ウッディ系香料は香りの土台を支えるだけでなく、軽やかさ、広がり、持続性などをデザインするためにも使われます。

天然香料から森の土台をつくる

最初に嗅ぎ比べたのは、シダーウッド・アトラスとベチバー。前者は木材らしい印象、後者は根や土を思わせる奥行きが特徴です。

今回はシダーウッド・アトラス90%、ベチバー10%で天然ウッディアコードを調合し、DPGで約50%に希釈したものを比較のベースにしました。単独では異なる2つの素材も、組み合わせることで一つのまとまりある香りになります。

4つの香料で変わる木の表情

続いてVertofix Coeur、Bacdanol、Cedramber、α-Pineneを単独で観察。乾いた木材のような香り、サンダルウッド調の温かみ、シャープなウッディアンバー、針葉樹の葉や樹脂を連想させる香りと、それぞれに違った特徴があります。

α-ピネンは天然精油にも含まれる化合物で、天然由来品と合成由来品の両方があります。今回使用品の由来は商品ラベル等で別途確認する必要があります。

15種類のムエットで比較したこと

単品を嗅いだ後、天然アコードに各素材を加えたもの、さらに合成香料同士の組み合わせを比較しました。天然アコードに別の香料を重ねると、単に香りが足されるだけではなく、もとの香りがより強く感じられたり、一部の特徴が隠れたりすることがあります。

No. 香料・ブレンド 観察のポイント
1 シダーウッド・アトラス 天然の木質感
2 ベチバー 根・土を思わせる深み
3 No.1+No.2(9:1、DPGで約50%に希釈) 天然ウッディアコード
4 Vertofix Coeur 乾いた木質感
5 Bacdanol 温かみあるサンダルウッド調
6 Cedramber シャープなウッディアンバー
7 α-Pinene 針葉樹を連想させる軽やかさ
8 No.3+Vertofix Coeur 香りの厚みの変化
9 No.3+Bacdanol 温かみ・質感の変化
10 No.3+Cedramber 木質感・広がりの変化
11 No.3+α-Pinene トップノートの変化
12 Vertofix Coeur+Bacdanol 合成香料の組み合わせ
13 Vertofix Coeur+Cedramber ドライな印象の重なり
14 Bacdanol+Cedramber ウッディアンバーの構成
15 Vertofix Coeur+Bacdanol+Cedramber 3素材の組み合わせ

※No.8〜11はNo.3のアコードに各香料を追加した比較。具体的な希釈と配合は参加者向けの記録で確認してください。

同じ香りから生まれる、違う言葉

参加者からは、木材加工場、家具売場、雨上がりの森林、香水やお香など、さまざまな連想が語られました。同じムエットでも、感じ方や香りの記憶は人それぞれ。

また、持続性の高い香料を続けて試すと、嗅覚の疲れや感じにくさも話題に。時間をおいて嗅ぎ直すことも大切な観察です。

香りを一緒に探究するTeam Mouillette

Team Mouilletteは、正解を当てるためだけの講座ではありません。香りの特徴を観察し、感じたことを言葉にして、参加者同士で発見を持ち寄る月例のオンライン交流会です。

香りを一人で楽しむのも面白い。でも、人と一緒に探究すると、新しい視点に出会えます。

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2026年11月1日開催・Team Mouillette活動レポート

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